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2017.01.23 Monday
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ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 感想

2017.01.23 Monday 02:49

賛否両論?エンタメ・クローズドサークルミステリーからの挑戦状
ダンガンロンパシリーズの新作ゲーム、ナンバリング的には3作目のニューダンガンロンパv3です.すごい作品ですね.過去作についても感想書きましたが1も2も相当渋った感想書いてて、まま、そういうゲームなんだというのは百も承知.ただそれを踏まえても今作面白かったです.
挙げるのならば、殺人の動機あるいは被害者であった理由が、どの事件においてもダンガンロンパらしい胸糞悪さ全開なところ.状況が特異であればあるほどキャラクターの抱える心情も複雑になっていき、プレイヤーも彼らの言動に揺さぶられます.殊更、心情を吐露する場面が多い裁判シーンでは不覚に持っていかれることもしばしば.「あなたを信じている」「お前を信じている」と疑心暗鬼な中で交わされるこういった言葉の数々はどうしてこうも強く美しいのでしょうね、とまるで真宮寺君のようになるプレイヤーやしろでありました.
その学級裁判ですが続編として更なる進化を遂げ、真実を曲げて議論を展開していく【偽証】が今作の特徴でしょうか.それが作品のテーマと直結するのも巧妙ですし面白かったです.

最終章に関するネタバレを含みます




◇波乱の最終章に関して
16人の高校生が外部と隔絶した学校でコロシアイをしなければならない、それは何故なのか――この謎を解く最終章の学級裁判がとても辛かったです.例えそれが首謀者の口を借りたものだとしても、三十分以上に渡る『キャラクターの自己存在の否定劇場』は聞くに堪えないものでした.まさに絶望体験.自分の思い入れのあるキャラクターが自らのキャラクター性を否定するのだから裏切りそのものです.更に手討ちなのが、プレイヤーも疑似的に物語に関与するという仕組み.「それは違うよ!」「わたしはそんなこと思ってない!」と声を荒げたくなるのも頷けます.私も最終の学級裁判の途中でふて寝しました.チュンソフトにダンガンロンパreloadを割って送りつけたい衝動に駆られましたもの(苦笑)
さてクローズドサークルミステリーとして【内側】と【外側】【それを隔てる壁】.これら三点を何に設定するのか、どういった仕組みで隔てるのかがミステリーの醍醐味の一つですが.最終章の【外側】が果たしてプレイヤー(私)だったのか――というと、そうではないと思うんですよ.だって我々は三作しかプレイしていないのだから、というのが私の反論です.ダンガンロンパ風に言えば.
しかし、そうとは言ってもフィクションの視聴者と我々プレイヤーを重ねる構造のせいで、我々もまた視聴者と同様にキャラクターを愛していないのだと、プレイヤーの心理を書き手にゾンザイに扱われたことは不快でしかありません.そう思えば思うほど最後のお仕置きはやっぱりぬるいですよ.「私を傷つけたのだからあなたたちはもっと苦しんでくれなきゃ」プレイヤーとしては面白くないですよね?
逆説的に、否定したい気持ちの強さこそ作品への愛情や信用といったものなのかもしれません.

◇chapter1の衝撃
今作の探偵役である超高校級の探偵こと最原終一くん.林原めぐみさんの「えっ?」「あっ」という感嘆がめちゃくちゃシコイというか性的というか入間美兎風に言えば皮被りちんこがおっ起するような…もう黙りますすみません.真実を暴いたせいで臆病になってしまった最原くんが、事件を乗り越え、仲間たちとの絆を育みながら強くなっていくのがなんだかとても嬉しかったです.
そして彼を語るので欠かせないのが一章赤松楓の死.彼の決意がしっかり描かれたのが印象的でした.あの場面でプレイヤーはより最原くんに愛着が沸くし、どれだけ残酷な真実であっても目をそらさない理由が――赤松楓と交わしたみんなで生きて外で友だちになる約束だったという理由付も良かったです.とても没入感のある主人公でした.赤松さんに対して淡い恋心を抱いてた?っぽいのもなかなか乙で、その後のヒロイン春川魔姫との関係にもドキドキしました.

◇生きる理由としての犯罪動機(chapter2〜5)
煙のないところに火は立たないではないですが、動機がなければ殺人は起きない.2章モノクマーズからの動機動画の提供が最終章の展開にも及ぶのが興味深かったです.被害者に同情したり、時に犯人に同情したり、そのあたりの演出は劇的で本当に面白かったです.―まだ日が浅いですし詳細は書くのを控えますが、生き残るための殺人、残された人の思い、その描き方が他の作品では味わえないダンガンロンパさだと思います.気持ちはフィクションじゃないんですよ.やっぱり.

◇裏主人公の受難
やはり書かずにはいられない裏主人公の話.物語の序盤から裏主人公さんは学園内をくまなく闊歩し金庫の開錠まで行い、なんとなく事情を把握していたようですが…終えてから思う、裏主人公の受難.殺されそうになって、孤立させられて、それでも生き残ってゲームに勝ちたいという執念は、真実から目をそらさない最原に負けず劣らずでした.一人で立ちか向かう健気さなんて微塵とみせないのがまた小憎らしいですが.終えた今だととても好きなキャラクターになりました.2周目プレイする時は裏主人公さんの視点で作品をプレイしてみたいですね.


◇◇◇
なんだかんだ言って1や2よりも楽しくプレイできました.理論武装(音ゲー)がもっとプレイしやすかったら良かったかな.これだけすごく難しかった(汗)クリア後も遊べる要素があるので、もうしばらくロンパv3遊びたいと思います!これでようやくネット上に浮上できるぜ!!!(〆)

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